〔お知らせ/新作マリオネット展『だいじょうぶだよ』開催〕
5月25日(土)~6月8日(土)までの期間、パペットハウス(東京・飯田橋)にて、マリオネットの展覧会『だいじょうぶだよ』を開催いたします。
「だいじょうぶだよ」と、そっと呼びかけたくなるような、ちいさくて生まれたての人形たちです。 温かみのある木彫りの作品は、操作と取り扱いが簡単な鉄芯タイプマリオネットの「てくてくきぶん」シリーズと、小さなコントロールで細やかな動きが楽しめる糸操り人形「チョコントロール」シリーズで、すべてが今回の展覧会のための新作になります。どうぞカレンダーにメモして楽しみにお待ちください。
Puppet House Keeper's Blog Ⅱ(パペットハウス・ブログ)
オリジナルデザインのマリオネットやパペットの制作を専門に行っています。
ほかにも人形劇の上演やワークショップ、人形操演の技術提供などが可能です。
気になったらどうぞお気軽に声をかけて下さい。
〈少年時代〉、物語を紡ぐ人、音楽を生み出す人など、表現を仕事とする人にずっとあこがれていました。
〈青年時代〉、そんな思いはあこがれのままで過ぎてゆきました。
そうして〈すっかり大人〉になったある時に、それまで想定していなかったいくつかの縁がつながるようにして、一体の操り人形を制作する機会に恵まれました。
まだKaz-Puppet Workshop 〔カズ・パペット ワークショップ〕を名乗るずっと前の、2006年頃のことです。
〔 最初のマリオネット 〕
はじめて操り人形を仕上げたのは、イギリス・ヨークシャーの人形劇学校の工房でした。
丸い顔に鼻と、青いボタンのちいさな目、からだは柔らかい彫刻用の木をやすりで削ってつくった、身長50cmほどの拙いマリオネットでしたが、その時の体験と完成させた時の感動には、いまだに代わるものがありません。
うまく言えませんが、何か尊いものに触れたような時間でした。
〔 人形たちの生まれる場所 〕
最初のマリオネットを創ってから数年、人形を生み出す舞台は、小さなアパートの6畳部屋でした。
部屋の隅に合板の収納タンスを改造して作った作業机は、日を追うごとに工具や材料で埋まってゆき、押し込められるのが嫌いな人形たちのおかげで次第に部屋は手狭になっていきました。
空間的に限界を感じた2011年に、パートナーの実家がある神奈川県鎌倉市に移住し、現在はそこにアトリエを構えています。
〔 デザイン 〕
Kaz-Puppet Workshopの人形は、すべてオリジナルデザインの創作物です。いろいろなものにインスピレーションを感じながら、気の向くまま仕上げることがある一方で、演劇用の人形のように、既存のイメージに沿った容姿や雰囲気の人形を創る場合もあります。デザインを考えるのは大変な時もありますが、それでも2・3日悶々とした末に突然面白いアイデアが思いつくことなどがあり、そんなときはいまだにワクワクします。
人形の造形デザインにも、精進の日々に終わりはありません。
人形では、素材に彫刻用の木材を使うことが比較的多いのですが、それ以外にも布や革、粘土や、時には金属など、その人形の持つイメージや世界観に合わせて素材をチョイスしていきます。時には逆に素材の質感や形状から発想して人形が生まれることもあります。作成の際にはデザイン画を書き、それを方眼紙に図面のように落とし込んでいきます。造形的なデザインとともに構造や重心を意識することが必要で、動かす人形造りのデザインをする際に必要な、特別なポイントになります。
流動的なその創作の様子はホームページや各SNSなどで発信をしていきますので、ぜひ一緒に楽しんで下さい。
〔 うごかす人形に大切なこと 〕
パペットやマリオネット制作には、確実な正解がありません。
人形自体のデザインと、動かすための関節や仕掛けの工夫に折り合いをつけて、さらにコントローラーという動かすための仕組みを考えていきます。
マリオネットだと、糸をつける場所が数ミリ違っても人形の動きは変わってきます。たとえば持ち上げた手の「てのひら」が前方を向くのか、それとも「手の甲」の方が前方を向くのか、わずかな調整で人形の動きは変化し、良くもなり悪くもなります。トライ&エラーを繰り返しながら感覚を身に着けていく工程は、きっとこれからもずっと続いていきます。
〔 操り人形との時間をどうぞ〕
手にはめて動かすパペットなどは手元の操作感がダイレクトに人形に伝わります。糸を使うマリオネットは、糸を使う分、人形との独特な距離感があります。人形を動かすことは大変面白く、奥深いものなのですが、一般にはあまり人形に触れる機会がないため、「興味はあっても、そのとっかかりがつかめない」という方はいらっしゃるのではないでしょうか。
Kaz-Puppet Workshopは下記にあるような様々なコンテンツを提供することで、もっと人形や人形を使った表現のある生活が身近になり、癒しの時間になる事を願っています。
あなたの心を代弁したり、誰かとの関係をつないだり、時には、ただ黙って一緒に寄り添ってくれる、そんな人形のいる生活を、どうぞスタートしてください。
出来ること、やっていきたいこと
Kaz-Puppet Workshop には、いま出来ること、これからやっていきたいことがいくつかあります。
人形たちはすべて手作りです。
お渡しするための人形は、造形にこだわることはもちろんですが、メンテナンスのことや、なるべく簡潔な操作系統にするなどの工夫を施しています。
丹精込めて創り上げた人形を、もし気に入って頂けたのなら、ぜひ購入して、手元に置いてあげてください。
人形は東京・飯田橋のパペットハウスで委託販売をおこなっています。
将来的には当サイトでの販売や、鎌倉のアトリエをショップにすることなどを計画しています。
②ワークショップ
誰にでも人形を創り動かす喜びをあじわってほしい、その機会として、人形の制作が体験できるワークショップの提供を行っています。
定型に準備したパーツと、比較的自由にデザインできる部分を組み合わせることで、誰でもつくって動かす楽しみを味わうことができます。
ご計画の規模や対象年齢、時間やご予算などに応じて様々なワークショップをご用意できますので、お気軽にお問い合わせください。
③映像作品への人形技術の提供
様々な映像表現作品への、人形と操演技術の提供を行っています。
PV(プロモーションビデオ)やMV(ミュージックビデオ)、CF(コマーシャルフィルム)などに向けて、人形の操演技術の提供が可能です。
また、Kaz-Puppet Workshop の人形たちをタレントのように出演させることや、デザインをある程度お任せいただけるのでしたら、特注の人形を制作することも可能です。
人形を用いた多様なイメージの実現にご活用下さい。
④舞台公演作品への人形美術提供
様々なアーティストの舞台公演作品に向けて人形美術を提供しています。
シアター☆パペッテリア
客席ひとつの人形劇場/ぴぴ☆しあたー
1回×3分*木彫りのマリオネットで、あなたの為に人形劇します!
なにが見えるか、木の穴を覗いてね。
☆おさんぽ♪マリオネット
マリオネットによるグリーティング・サービス。愉快な糸操り人形達がイベント会場内をおさんぽして、ショートパフォーマンスをおりこみながら来場者と触れ合います。
琵琶と人形による語り舞台 KiKiふぉれすと
劇場の扉をあけ、ちいさくて深い森に迷い込んで下さい。
琵琶奏者・久保田晶子と人形女優・咲姫(SAKI)がご案内します。
パペット・マリオネットのいる生活をもっと身近に・・・
Kaz-Puppet Workshop は、あなたの毎日に今までになかった楽しみをお届けしたいと願っています。
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